日本運行システム

NUS TOPICS(7月号) 2025 年 7 月 1 日

イライラしない運転

 他の交通パートナーなどが「強引な割込みや車線変更」「自転車が遅い、進路を塞ぐ」「前の車が遅い」「赤信号で停止する」「時間に遅れそう」など、運転中にイライラする状況や思い通りに運転できないことが多々あります。
 そのような時の対策として、余裕を持った行動を心掛けます。余裕のなさはイライラのもとです。初めての場所でも行きなれた場所でも、ギリギリではなく時間に余裕をもった運行計画を立てます。単純な方法ですが、「深呼吸」はイライラを抑えることに役立ちます。運転中にイライラしたら、まずは深呼吸して冷静さを取り戻すようにします。
 自動車の運転はいつも危険が伴います。同乗のお客様の命はもちろん、近くを走っている車や自転車、歩行者の命を危険にさらすこともあります。我々は職業運転士として、命がけの注意と運転が必要と考えます。

忘れもの確認!

 お客様が降車時、忘れ物をされるケースがあります。(携帯電話、財布、筆記用具、手帳、冬の時期はコート、マフラーなど)。ドアサービスのタイミングで、お客様が降車する瞬間後部座席をチラッと目視し忘れ物が無いか確認、降りられた後にお見送りをし、即座に後部座席の周りをしっかり確認します。
 当社ではNUSドライバー20ヵ条で、ドアサービスは必ず行う項目に唱っています。このサービスには担当者が、お客様に思いやりと感謝の気持ちを込めていますが、第一は乗降車時に起こりうる、事故防止の意味があります。特に降車時は降りられる、お客様にとって後方が死角になりますので、絶対にお客様を守る覚悟でドアを持ちます。

コーナーセンサーの特性について

 最近の車にはフロントやリヤのバンパーあるいはミラーの下側にコーナーセンサーあるいはカメラが付いていて、壁や障害物または人に車に対し接近すると警告音で、ドライバーに注意を促し場合によってはブレーキが作動します。担当車両に装備されているのであれば、使い方を知り役立てます。
 カメラやコーナーセンサーが汚れていては誤作動の原因となるため洗車の際に必ず綺麗にするようにします。大雨や降雪でカメラ、センサーが塞がれると車側から機能は停止します。センサーの警告音にばかり気を取られていると他への注意が散漫になります。多くの危険が一度に襲ってくるような場面では慌てず装備されているのであれば機能をフル活用して危険を回避するよう注意します。

業務関連報告

エコドライブとブレーキ!  

 ブレーキ操作は、エコドライブにおいて非常に重要な要素の一つです。ブレーキの使い方を工夫することで、燃費消費量を抑え、環境負荷を軽減することができます。
 フットブレーキだけに頼った運転は燃費消費量を増やし、タイヤやブレーキパッドの消耗を早めます。エンジンブレーキや回生ブレーキと併用して滑らかなブレーキを心掛けます。早期の減速、信号や渋滞などで停止することが分かる場合は、早めにアクセルから足を離し、エンジンブレーキ、回生ブレーキとフットブレーキを併用して減速します。
 ブレーキの特性を理解し工夫することで、無駄な加速や減速を減らし、安定した速度で走行することができ、燃費消費量を抑えるこができます。