日本運行システム

NUS TOPICS(3月号) 2025 年 3 月 1 日

努力と意識!

 昨年令和6年の交通事故発生件数=290,792件、交通事故による死者数=2,663人です。交通事故発生件数は平成17年から毎年減少し、令和5年で一度増加してしまいましたが、昨年は昭和34年時以来の20万件台となり、年々減少が続いています。交通事故死者数も昨年より15名少ないというデータが発表されておりまが、交通事故によって尊い命が東京都では146人(令和5年136名から10名増加)も亡くなっている現状ですから、道路交通の場は、やはり恐ろしく感じます。
 我々は運転のプロとして事故を少しでも減らす“努力”と“意識”をしなければなりません。法令遵守ですが、確実に100%遵守は相当難しいことだと思います。しかし難しいことだからやらない、他もやっていないからやらないの考え方は無しにして、一つでも「これはできる」の思考で行動し、事故撲滅に努めます!

ビジネスシーンでの電話・スマホ対応!

 電話での対応は、相手の顔が見えないという状況でありますので、取扱やマナーが難しくなります。電話での会話は相手の発する言葉と、その間合いが重要です。相手の方が話し終わってから、受け答えすることはもちろんのこと、お答えする時もはっきりとした発声で、さらに電話機の持ち方にも注意いたします。
 携帯電話・スマホでの通話時は電波の状況に注意をし、圏外で連絡が取れないという状況に、ならないよう心掛けます。待機先が電波の状態が悪く繋がりにくいと感じた場合には、状況の許す限り電波の状態の良い場所で待機するようにします。

バッテリー上がり!

 JAFの出動で一番多いのが、バッテリーのトラブルだそうです。最近のバッテリーは高性能で、バッテリーの限界ギリギリまで性能を発揮するため、寿命や不調の兆候が現れにくくなっています。そのため、寿命がくると突然バッテリーがあがってしまいます。
 バッテリーは運転せずに放置しておくと、少しずつ放電してしまいます。長期休暇明けなどは、自然放電によるバッテリー上がりの可能性が高くなります。その他にバッテリー自体が古くなると、普段エンジンを動かして頻繁に充電しているにも関わらず蓄電しにくくなります。バッテリーの寿命は2~4年と言われていますので、3年前後を目安に上司やお客様に交換することを相談をします。

業務関連報告

波状運転! 

 波状運転とは、流れの早い高速道路・自動車専用道路・バイパスなどでの巡航走行時に、アクセル・ブレーキを多用することで、走行速度が一定しない運転のことを指します。反対に目標速度に到達した後、速度を一定に保つ運転を定常運転(定速運転)といいます。
 波状運転は燃費・乗心地が悪くなり、また車間距離が詰まりやすくなり追突事故を誘発しかねません。これを踏まえ、車間距離に余裕を持ち、予測運転をしながらアクセルの微調整による速度制御を心掛けます。
 交通状況にあわせて適切な運転方法を選び、エコと円な運行を両立できるよう、クレバーな運転を目指します。