昨年(令和4年度)も、人身事故30,170件、死傷者数33,561人と多くの方々が犠牲となっています。我々はそのような危険と隣り合わせでハンドルを握っていることを忘れてはなりません。全交通事故件数に占める49.7%が交差点及び交差点付近で発生しております。また、交差点及び交差点付近での死者数は全体の63.6%と多くを占めております。
一般社団法人日本損害保険協会が交差点で発生した事故のワースト5か所を発表しています。ワースト1位の熊野町交差点(首都高5号線北池袋出口の先、山手通りの側道と川越街道が交わる場所)では19件の事故が発生しており、そのうち14件が右折時の事故となっております。交差点の特徴を知るか知らないかで、リスク管理も変わってくると思います。それにより早く広く危険を予測して、事故を未然に防ぐことが可能になると考えます。