日本運行システム

NUS TOPICS(5月号) 2023 年 5 月 1 日

深情厚誼な毅然運行

今年度のリスクアセスメントリーダー会議のスローガンは“深情厚誼(しんじょうこうぎ)な毅然運行”です。「深情厚誼」とは親愛のこもった深い付き合いを意味しています。「毅然運行」とは、強い意志を持って物事に動じない運行を行うという意味を込めています。
 相手を深く思う運転の心得は、「譲り合いの精神を大切にすること」「周囲の交通環境に配慮すること」です。「毅然運行」の強い意志を持って物事に動じない運行を行う為には、それ以前の「走行中の危険に対して鋭敏になること」が必要になります。例えば、流れに乗って法定速度を超えて走行することをしない、後方の車両に煽られても慌てて車線変更や急に速度を上げたりしない等、周囲の状況を適切に判断し、冷静に見極め、危険を未然に防ぐ運転をする心構えが必要になります。このように気配り運転で快適性と安全性を同時にレベルアップさせます。

マナーの源「感謝」「尊敬」「思いやり」

 今年度のマナーリーダー会議体のスローガンは、“マナーの源「感謝」「尊敬」「思いやり」”です。「感謝」とは「私はいろんな人に支えられている。本当に恵まれている。なんてありがたいのだろう」支えてもらっていることに感謝の気持ちを感じ、小さなことにも感謝することです。「尊敬」とは、「このお客様のこんなところが素晴らしい。本当に尊敬する。自分の手本にしたい」いつも人に敬意を払うことです。「思いやり」とは、その人の身になって考えることです。思いやりの気持ちを忘れず、いつもお客様の身になって考えることを心掛けます。お客様に対して、また自分自身を磨き上げる(スキルアップ)ためにもマナーの源を磨き向上させます。

洗車で輝き 我らも輝く

 令和5年度の車両メンテナンスリーダー会議の年間スローガンは、“洗車で輝き、我らも輝く”に決定しました。このスローガンは、日本一の運行会社であるNUSのUSTとして、車両を綺麗に保つことは勿論、さらに我々自身が輝き、お客様に安全かつ快適な空間を提供し、信頼を築いていくことを目的としています。洗車は安全運転の第一歩であり、担当車両が同車両の年式で一番輝かせることがUSTの誇りです。洗車手順は最初に下回りを洗い、その後ボディーの洗車をします。タイヤ、タイヤハウス、ホイール、ボディー、ガラスを洗い、拭き取り、ワックス掛け、タイヤワックス、窓拭きがルーティーンとなります。ここまでが洗車の基礎ですが、これからもUSTとして日本一の「洗車道」を極めていきます。

業務関連報告

令和5年度第1回集合研修会 
 3年6ヵ月ぶりに集合研修会を復活開催致しました。今回は研修会場を幕張クロスウェーブにて、実車研修形式で行いました。USTに道路状況(路面、交通量)・車種による定速度の体感と安全面と快適性での「揺れない車線変更」の必要性を認識させることを研修内容のメインとしました。指導者1名が「模範UST」として、3~5名のUSTを「お客様に見立て」見本運行(ドアサービスから運行後、お見送りまで)を行い、お客様役のUSTはほぼ全員が担当管理車両と同じ車両に乗車出来るように配置しました。乗車後は目隠しをし、あらかじめ設定した地点での速度を何キロ出たか、車線変更の横G感じ方を出題し、あわせて安全速度走行や体感しない車線変更の為の操舵技術などを解説しました。さらに研修会にて地理検定試験の実施も全USTが受験を行い、道路の知識の向上を図りました。