日本運行システム

NUS TOPICS (10月号) 2022 年 10 月 1 日

被追突事故防止対策!

 無違反・無事故を目指す私達が事故に遭遇しない為には、「自分が、ぶつかることを防ぐ」だけではなく、「ぶつけられるのを避けなければ」なりません。自分に過失が無い事故も回避する、ぶつけられないようにする、ことが無事故への必須となります。
 自分に過失の無い事故の代表が追突事故です。とくに追突事故の起きやすケースが高速道路での渋滞となります。追突されない運転技術として「渋滞の最後尾にならない」という方法があります。その方法は渋滞を発見したら、すぐにブレーキを踏むこととと共に、自車のブレーキランプを点灯させることで、後続車にも知らせる効果があります。先行車がいる場合、徐々にスピードを落としていくと前に詰めがちになりますが、ここで車間距離を詰めないようにします。ブレーキを踏む前の車間距離をキープし、自車の前を空けるイメージです。また、万が一追突された場合のダメージを最少化する為、後続車を選ぶようにしています。大型車や車間距離をピッタリ詰めてくる車両等は車線変更等により、「譲る」ようにします。

アルコールチェック

 4月からアルコールチェッカーを使用し、業務日は毎日始業前と終了後にアルコールチェッカーを用いて日報に数値(0.00)と記入し、メールを送信しています。
 お酒を早く抜く明確な方法はありません。もっとも効果的な対策として安静に過ごす事があげられます。その際、水をたくさん飲み、アルコールを体外に排出することが有効となります。アルコールには脱水作用があり、二日酔いの体は水分不足になりがちです。分解されたアルコールを尿として排出するためにも、たくさん水分を摂るようにいたします。
 我々の目的は、禁酒ではありません。飲酒運転の撲滅です!遅刻や飲酒運転の悲惨な事故を防ぐためにも節度ある量を守り、業務前夜の飲酒は控えるように致します。

ヘッドライトの進化とフォグランプ

 ヘッドライトのLED化が進むと明るさが向上する一方で対向車にとっては幻惑(眩しさ)によって危険な状況になる場合があります。明るさを確保しながら眩しさを避ける方法として、近年自在に照射エリアや照射量を最適化する配光制御の採用が進んでいます。最も一般的な配光制御はオートハイビーム制御です。
 フォグランプのフォグとは「霧」を意味します。つまり霧の中で点灯させ、進行方向の路面を照らしつつ、対向車に自車の存在を知らせるために強烈な光を発するためのランプです。そのため、通常時に点灯していると対向車が眩しく、場合によっては事故を引き起こす要因になってしまいます。
 2020年4月以降、新車の乗用車には、ライトのAUTO機能の搭載が義務化されています。我々USTはAUTO機能を使用せず、自身でON、OFFを行います。トンネルや夕方などは早目の点灯で危険を察知し、事故を起こさないことを心掛けます。

業務関連報告

日没前後の事故10~12月に多発! 
 薄暮の時間帯の交通事故は、特に10~12月に多発していることが警視庁のまとめで分かりました。7~9月の1.7倍で、特に道路を横断中の歩行者が、お亡くなりになった事故が増えています。秋から冬にかけて日の入りの時刻が日に日に早まり人が活動する夕方の時間帯に薄暮が重なるためとみられてます。
 薄暮時間帯の事故のうち、クルマが衝突するなどして道路横断中の歩行者が死亡した事故をみると、日の入り前1時間は10~12月が42件で7~9月から微増にとどまる一方、日の入り後1時間は10~12月が271件で、7~9月の2.1倍と増加が目立ちます。
 警視庁は、運転者に早めのライト点灯や横断歩道を渡ろうとしている人がいる際に停止する義務を守ることなどを訴えています。歩行者には、反射材の着用や横断時に交通ルールを守ることをなどを呼び掛けています。