日本運行システム

NUS TOPICS(9月号) 2022 年 9 月 1 日

後方・側方のミラー確認1・2・3!

発進時・停止時のミラー後方・側方確認、ブレーキを掛ける前にミラーで後続車を確認は、おろそかになる恐れがあります。クルマを発進・停止させる際には、周囲前後左右の安全を確かめてから発進と停止を行いますが、自動車自体の構造により運転席から見えなくなる範囲(死角)があります。
 私達の業務において「瞬間」という観点から物事を考えると、ブレーキを踏む瞬間、アクセルを踏む瞬間など様々な瞬間があり、運転中はその瞬間(一瞬)瞬間(一瞬)に集中し、前車だけへの集中ではなく、後方や周囲の車両の相対速度まで考慮し、全方向360度に注意を払い走行しなければなりません。人間の目の視野は180度から200度と言われています。死角である後方・側方を確認するには、ミラーを見て確認し、運転席からの目視確認と同時にミラーも活用して周囲の安全確認をします。

ドアサービスとは!

ドアサービスの一番の目的はお客様の安全確保です。乗車時は、一礼とご挨拶をし車のドアを開け縁に手を添え、乗降時に頭がぶつからないようにします。USTがドア開閉をすることで、周囲の安全を確保し安心して乗車していただきます。降車時は「お待たせ致しました」と到着の案内と同時に停車しエンジン停止、すばやくドアサービスに向かいます。この時も周囲の安全確保を確実に行います。
 雨天時はUSTは傘を持ちながらのドアサービスになりますが、この時はお客様を一滴も濡らさない努力をします。但し、だからと言ってUSTがずぶ濡れになっていては見栄えが悪いことになります。傘1本の「合い合い傘」方式が基本ですが、雨量や歩行距離によってはお客様に1本をお渡した方が良い場合があります。当社では、「傘ドアサービス」訓練を繰り返し、濡れない差し方と方法の判断力を養っています。NUSドライバー20カ条の中の、絶対に実行10カ条で「ドア開閉サービスの徹底」があります。スムーズなドアサービスでお客様へ気持ちのよいサービスを提供してまいります。

タイヤの表示が表すもの

タイヤの側面に色々と数字や文字が表示されています。タイヤのサイズはご存じな方もいらっしゃると思いますが、その他にも様々な表示がされています。
 (1)タイヤ幅はmmです。(2)扁平率は、タイヤ断面の高さ÷タイヤ断面幅×100で計算します。扁平率が低いほどタイヤが地面と接地する幅が広がり、タイヤの側面の厚みが薄くなります。(3)タイヤ構造記号でRは,ラジアルタイヤを表すアルファベットです。(4)リム径(インチ)は、タイヤの内径を示す数字です。(5)ロードインデックス(荷重指数)とは、タイヤ1本にどれ位負荷をかけてもよいか(荷重能力)を示す数字です。(6)速度記号は、どれ位の最高速度にタイヤが対応しているかを示すアルファベットです。
 その他、タイヤの製造年及び製造週2000年以降の製造番号では、下4桁(例0117)の数字で製造年週を示しています。最初の2桁の数字01は週(1週)を、最後の2桁の数字17は年(2017年)を意味します。
 当社の管理車両は「タイヤがキレイ過ぎて」経年劣化を感じさせない(いつまでも新しそうに見える)傾向があります。日常点検において、しっかり年式と摩耗状況を確認致します。

業務関連報告

横断歩道で歩行者に道を譲られて進んだら・・・
まさかの違反!?

ロータリー内でゆっくり車を進行中、横断歩道で2人の歩行者を認識し、車は一時停止をして1人の歩行者は車より先に右から左に通行をし、もう1人の歩行者は左から横断途中であったが、手振りで車に進路を譲りました。運転者は戸惑い歩行者へ譲り返して歩行者を優先しましたが、歩行者は再び譲ってくれたので、運転手は先に進行しました。結果、歩行者より先に進行した車両は、警察官に呼び止めら「歩行者がいる以上、譲られたとしても行っちゃったら違反です」と違反切符を切られましたが、しかるべき手続きを実行し、後日「無違反」となりました。
当社は「(運良く)切符を切られないこと」ではなく「愚直な無違反」を目標としています。その結果として、目的である「無違反」があると信じます。一般に「無事故無違反」と言いますが、当社は「無違反無事故」という理由がここにあります。
 当社では、この事例も、警察は「切符を切る=点数稼ぎ」することが目的ではなく、「違反を防止する為の指導」を頂いていると信じ、学べるチャンス!として役立てたいと思います。改めて信号機の無い横断歩道は歩行者優先、歩行者を確認したら一時停止を徹底して、安心安全運行を継続させ無違反無事故を目指します!