高速道路の料金所やJCT(ジャンクション)等、渋滞が発生しやすい場所での主因は何かというと、「事故」や「工事」とういイメージがありますが、実は渋滞原因の73%が交通集中によるものです。その他の交通集中による渋滞の発生箇所としては、上り坂及びサグ部が61%となっています。
これらの渋滞を緩和するために、「渋滞吸収走行」が推奨されています。「渋滞吸収走行」は渋滞に加わるクルマの数を減らすための走り方です。予め十分に車間距離をとって走行し、交通量が増えてきた時点で速度を抑え、車間を詰めすぎないよう走ることです。この車間距離がクッションの役割をはたし、前のクルマが大きく減速しても、速度を保って走行できます。スピードを控える役員車は、渋滞ペースメーカーのように見えますが、不必要なブレーキは踏まないよう走っているので、流れの淀みを距離で吸収する「渋滞吸収走行」を実践しているのです。他のクルマが急に車線を変えて前に入ってくることもありますが、常に長めの車間距離はキープし、渋滞緩和の起点を提供します!