日本運行システム

NUS TOPICS(6月号) 2022 年 6 月 1 日

適切なNUS式「窓開け」の徹底!

運転行動における大事な三要素は認知、判断、操作でありますが、とくに「認知」は五感である視覚と聴覚を働かせ、交通状況を素早く判断する重要な要素です。なかでも聴覚は、車内という閉ざされた空間において機能させることが難しくなります。その状況を解消させる行動として、当社では「窓開け」が有効と考えます。窓を開けることで危機意識を高め、リスクマネージメントを行います。この「窓開け」を身に付け、狭路、見通しの悪い交差点、右折時、左折時、自転車・歩行者通行帯を横切る時、横断歩道を通過するとき、窓を開けて走行することにより安全な運行を行います。
 防衛運転には情報収集が重要です。その為に窓を開けます。お客様が実車中の真夏や真冬に全開にはできませんが、実車中であっても窓を数センチ開けるだけで取得できる情報が増えます。運行時に窓開けを積極的に実践することにより、より多くの「認知」することが可能になり、危険予測を行い、判断へ結びつけ操作を的確に行う。これがリスクアセスメントリーダーの提唱するNUS式「窓開け」です。

SDGs的マナ―を守ろう

 SDGsというと、各国の政府や国連などが取り組んでいるイメージする方も多いと思います。しかし、SDGsの17の目標を達成するには私たち一人ひとりがSDGsを知り、日常生活の中で工夫を重ね一緒に課題を解決していくことが重要です。
 マナーリーダー会議体では「10.人や国の不平等をなくそう」と「16.平和と公正をすべての人に」の2項目が当てはまると考えております。「俺は役員をお乗せしている運転手だ」=役員同等の行動をして役員と勘違いをしないようにいたします。
 お客様は私達を信頼して業務をお任せ頂いていることを深く感謝し、積み重ねが更なる信頼を生み、確固たる絆が生まれるよう努力致します。

カーエアコンについて

 いよいよ暑い季節がやってきます。お客様に快適にご乗車して頂ける様にエアコンを使用しますが、いざ使用する際に、嫌な臭いや埃が発生することがあります。臭いが発生するエアコンというのは、単に臭いだけの問題ではなく、エアコン内部で「カビ」が発生している可能性があります。さらにカビが発生しているエアコン内部は、ホコリや花粉といった汚れも蓄積されている事が多く、それらの物質がエアコンの冷風と共に車内に排出され循環してしまいます。車内に浮遊したカビの胞子を吸い込むことで、感染症・アレルギー・中毒などを引き起こす恐れさえあります。臭いも含め根本から、それらを断つために、カーエアコンの構造と自分で出来る掃除方法を行います。

業務関連報告

キレイな車内環境の保持! 

 新型コロナウイルスは、飛沫感染に次いで接触感染が高いとされています。車内の清掃・除菌が不完全ですと感染リスクは高まります。車内を安心と安全な環境にするには、換気の重要性と同時にエアコンを含めた車内をキレイに保つことが大切になります。
 接触感染のリスクを抑えるには、車内の除菌と消毒が有効になります。具体的にはハンドル、ドア、ドアノブ、シフトレバー、カーナビ、シート、計器類のボタンなど、手が触れる場所は、くまなく除菌・消毒を行います。また、車内をキレイに保つには、自分がウイルスを持ちこまないことも大切です。乗車前後には、まめな手洗いをし、自分自身の除菌・消毒も忘れずに行います。コロナ禍において、やるべき作業が多くなりましたが、キレイを保つことを意識して感染対策を完璧に行います。