運転行動における大事な三要素は認知、判断、操作でありますが、とくに「認知」は五感である視覚と聴覚を働かせ、交通状況を素早く判断する重要な要素です。なかでも聴覚は、車内という閉ざされた空間において機能させることが難しくなります。その状況を解消させる行動として、当社では「窓開け」が有効と考えます。窓を開けることで危機意識を高め、リスクマネージメントを行います。この「窓開け」を身に付け、狭路、見通しの悪い交差点、右折時、左折時、自転車・歩行者通行帯を横切る時、横断歩道を通過するとき、窓を開けて走行することにより安全な運行を行います。
防衛運転には情報収集が重要です。その為に窓を開けます。お客様が実車中の真夏や真冬に全開にはできませんが、実車中であっても窓を数センチ開けるだけで取得できる情報が増えます。運行時に窓開けを積極的に実践することにより、より多くの「認知」することが可能になり、危険予測を行い、判断へ結びつけ操作を的確に行う。これがリスクアセスメントリーダーの提唱するNUS式「窓開け」です。