日本運行システム

NUS TOPICS(1月号) 2022 年 1 月 1 日

【あおりを誘発しないドライビング】

 2020年6月道路交通法と自動車運転死傷行為処罰法が改正され、これまで明確な定義がなかった「あおり運転」が、悪質な交通違反=「妨害運転」行為として新たに規定されました。我々はプロであり、お客様の車を運転させて頂いていますので、あおり運転の当事者となることは、絶対にいたしません。
 例えば2車線しかない首都高では、道路交通法に従っての走行では後続車がイライラして、あおり運転を受ける可能性があります。このような時は接近している後続車に進路を譲る行動が大切になります。自身の運転行為が他者(車)への、あおり運転を誘発するようなことがありますので、そのような運転は避けるようにします。あおらない運転は勿論のこと、あおられるような運転をしないのもプロです。そのために全方向への注意意識を徹底してリスクから離れ、常に法令遵守の安心安全運行あるのみです。

【年始の慌ただしさの中 徹底した事前準備と段取りで!】

 私達USTにとって、年始の新年挨拶回りは最も腕の見せ所の時期であります。コロナの影響で普段の年より交通量が少なかった昨年と違い、今年は例年並みの混雑が予想されます。
 「段取り八分、仕事二分」という言葉があります。事前にきちんと段取りをすることで、8割の仕事は完了したも同然だという意味です。十分な下調べや準備をして仕事を進める手順をきっちりと決めておけば、仕事の質も効率も上がります。過去に何回も行っている先でも、道路や建物が変わっていることもあるので、下調べは念を入れます。年始でありますので、渋滞に巻き込まれる確率も高いので複数のルートを下調べしておきます。また行先変更などが多いのも年始の挨拶回りです。その時は下調べではカバー出来ませんが、そこが残りの仕事二分です。突発的な変更があった時も現場対応力でお客様のために最善を尽くします。

【窓・窓枠ゴムの清掃】

 クルマの窓清掃は、簡単なようですが手を抜けないところです。フロントガラスの汚れは汚れ自体が視界を悪くするだけでなく、ガラスの曇りや結露をより引き起こしやすくなります。フロントガラスは水洗いでキレイに落とせますが、洗剤を使うとよりキレイになります。ワイパーが汚れていると、折角フロントガラスをキレイにしても、またすぐ汚れてしまうので、ワイパーもキレイにしておきます。
 クルマの窓枠部分に「モール」と呼ばれるゴム部品がついています。ゴムの性質上、次第に劣化し、劣化すると見栄えが悪くなるだけでなく、運転上のリスクやクルマの状態を悪くしてしまいます。普段からゴムの手入れをすることによって、できるだけ劣化を防ぎ・遅らせ、メンテナンスを日頃からしっかり行いトラブルが起きないようにいたします。

業務関連報告

EV化インフラ格差の現実!

 脱炭素化で世界をリードしたい欧州連合(EU)は、主要市場で最も厳しい、2035年までにガソリン車の新車販売を事実上禁止する案を掲げ、代わりに電気自動車(EV)シフトを押し出していますが、よく見るとインフラに加盟国間で大きな格差があります。欧州自動車メーカーは2030年までの完全EV化を宣言するメーカーやEV開発に軸足を移すメーカーもあります。
 2020年の欧州の新車販売に占めるEVの割合は11%となっておりますが、加盟国の差は大きくなってます。今年、新車のEV比率はドイツが約12%ですが、ギリシャは2%に達しません。ギリシャの場合古い建物が多く、路上駐車が一般的で充電施設の置き場に困り、古い車を長く大切に乗るという習慣があり、さらに政府の財政力の乏しさも追い打ちをかけています。遅れているのはギリシャだけ
ではなく財政余力に乏しい東欧や南欧EU加盟10カ国が道路100キロあたり1カ所未満になっています。