日本運行システム

NUS TOPICS(9月号) 2021 年 9 月 1 日

ウインカーの出し方

 道路交通法で合図を行う時期は、左折・右折・転回をするとき、その行為をしようとする地点から30メートル手前の地点に達したときと、同一方向に進行しながら進路を変える時となってます。また、ウインカーを出すことは他車両とのコミュニケーションで欠かせないものです。
 安全確認とウインカー操作は適切なタイミングで行います。発進時には動き出す前に、キチンとウインカーを出します。車線変更時にはミラー・合図・目視のタイミングでウインカーを使用します。ここでもタイミングは同じ30メートルまたは3秒前を意識します。駐車車両を避ける時にも確実にウインカーを使います。このように徐行時も100キロで走っている時もウインカーの出し方で、運転能力・センスが問われます。当たり前で簡単そうなことながら、安全運行への意識を高めて無違反・無事故を目指します。

足元の身嗜み

 スーツやワイシャツに気を配ってキチンとしていても、足元が汚れていては全てが台無しになります。磨き込まれたキレイな靴で身嗜みを整えます。ドライバーに適した靴として、色は黒とし、運行業務を行う観点から考慮し、車の運転に適している、靴底があまり分厚くなく、幅も適度で多少柔らかく上下に動かしやすい、アクセルペダル・ブレーキペダルを踏みやすいものを選びます。さらに当社では靴用反射シールを配布し、先ず歩行者としての安全、特に夜間のドアサービス時の安全を考慮して、全USTに反射シール義務化しております。
 靴はデザインや色も大切ですが、よく磨いて手入れされているかが一番のポイントになります。汚れた靴では、お客様を不快感を与えてしまいますので、出勤前に必ず足元をチェックします。身嗜みに最優先されるのは、清潔感なので、上から下まで身嗜みを整えます。

新基準のオートライトシステム

 2016年10月に国土交通省の保安基準の改正によって、オートライトシステム装着の義務化が発表され、新型車のオートライト義務化が2020年4月から始まりました。2021年10月からは継続生産車も義務化されます。
 薄暮時は昼間と比べて、自動車と歩行者による事故率が4倍も上回るとされ「道路運送車両の保安基準」を一部改定した、新車販売される車両の「前照灯の自動点灯機能」すなわち、オートライトが義務化されました。このことでライトのスイッチが従来の「OFF/AUTO/車幅灯/前照灯」ではなく、オートがメインの車種が当社の担当車両にも増えてきました。このオートライトの点灯は車種によって大幅に異なりますので、これでは薄暮時の安全確保は不十分になります。当社では、新しい基準のオートライトのみの仕様の車両ではオートライトを使用いたしますが、従来のオートライトの車種で新基準のオートライトの車両でも手動で点灯できる車種であれば薄暮時にライトを点灯します!

業務関連報告


高速ETC専用化
 国土交通省は全国の高速道路料金所を原則としてETC(自動料金収受システム)専用とするための行程表を公表しました。ETC利用率が高い都心部は5年後をめどに、地方は10年後をめどに、ETCや料金精算機のみへと変えます。
 料金所での渋滞解消や、ETC非搭載車のために料金収受員を置く費用の軽減などからETC専用化を考えてきました。専用化などで「料金所のキャッシュレス化・タッチレス化を強力に推進すべき」とする中間とりまとめを出しています。全国のETC利用率は93%、首都高速や阪神高速は96%と特に高く、都心部の専用化を先行させます。