日本運行システム

NUS TOPICS(6月号) 2020 年 6 月 1 日

回送中の戒驕戒躁の実践!

 今年度の安全運転リーダー会議の年間スローガンにある「戒驕戒躁」(かいきょうかいそう)の戒躁を「回送」に置き換え、回送中も無違反・無事故を意識して運行する意図を含んでいます。残念ながら当社の事故件数を見ると回送中の件数が実車中を若干上回ります。「実車中でなくて良かった」という解釈もありますが、回送中は、お客様がいらっしゃらない事による気の緩みによって、安全確認不履行と注意力散漫が起きてしまいがちです。第三者に対する責任は実車中であっても同じ重さがあります。また、「回送中だから飛ばしたんだろう」と言われてしまいます。絶対に事故を起こさない、という意識つまり「安全マインド」がドライバーにとって事故を防止するための最も重要なポイントとなります。自分自身を戒めて、安全マインドを高める「戒驕戒躁」のスローガンに基づき、驕らず、焦らず、騒がず、怒らず、謹んで静かにを心掛けます。

感染予防~コロナウィルスとの闘い~

 今我々にできることといえば、とにかく感染を防ぐ行動です。「密」を避ける、手洗い・うがいは勿論のこと、マスク着用の常態化、行動ごとのこまめな手指のアルコール消毒、休みの日の外出の自粛など、出来ることを確実に実施することです。この行動が即ち、感染拡大を抑えるマナーであると考えます。
 自分自身の何気ない行動が、もしかしたら感染を招く危険性があります。一人一人がおこなえることは、小さな行動ですが、その行動がいつしか感染拡大の大きな歯止めになる筈です。「凡事徹底」でこの難局を、コロナとの闘いを皆で乗り越えたいと思います。

梅雨時期の車両管理!

 梅雨時期の車両管理の注意点は、雨で濡れるたびに洗車を行うことです。それは水滴をそのままにしておくと、ウォータースポットやシミの原因になるからです。「都度の洗車」で雨滴や汚れを残したままにせず、すぐに洗車作業に入ります。特にタイヤ、ホイール、ボディー下部は、ひどく汚れますので、入念に洗います。また汚れる前にワックス掛けを済ませておくことも励行しています。
 また、この季節は湿気の多い時期でもありますので、内装にも気づかい、フロアカーペットは濡れたままにしない、使用して濡れた傘を車内やトランク内に放置しないようにし、湿気と水分に十分注意します。

業務関連報告


蒸発現象 
 夜の運転で対向する2台の車の両ライトに照らされ、歩行者や自転車の姿が見えなくなる、これが蒸発現象です。特に雨の夜に、この現象が起きやすいため、対向車が接近する前に歩行者や自転車の有無を確認しておくこと、対向車の光越しに人影らしきものが見えたら減速することが重要となります。
 また対向車が、いなくても雨の日は濡れ路面にライトが乱反射するだけでも蒸発現象は発生するので、歩行者や自転車のいる道では速度を落として運転することが要求されます。