日本運行システム

NUS TOPICS(4月号) 2022 年 4 月 1 日

右折レーン手前のゼブラゾーン

 皆さんはゼブラゾーン(導流帯)を踏んで走行しても違反にはならないことを御存じでしょうか?基本的に踏まないように避けて走行していると思います。
 このゼブラゾーンの主な設置場所は、複雑な交差点や、広すぎたり変形していたりする交差点の手前、車線数が急に減少する道路などに設置してあります。また、高い速度で交差点に進入して右折することを抑止する目的もあります。車線を減少させてのゼブラゾーンの先に右左折レーンがある場合は、その先で右左折を行うのであれば、ハンドルを右に左にと切ることなく、ウインカーを出して、堂々と踏んで走行します。いずれにしても、ゼブラゾーンを走行する際やゼブラゾーンの脇を走行する際は、隣り合う車や後続の車の動きをしっかりと注視し、十分な安全確認を行います。

歩行者・自転車のルールとマナーについて

 新型コロナウィルスの猛威によって在宅勤務や、外出が減ることによって、デリバリー業者を頼む人が多くなりました。私達も運行中に傍若無人な自転車などの配達員が危険な運転をして、ヒヤっとさせられるケースを経験したり目にしたりすることがあります。このような大きなリュックを背負った自転車を見かけたら、できる限り離れて近づかないようにします。
 また歩行者についても、無謀な方を見かけることが少なくありません。歩行者のルールとマナ―として歩道を歩く、信号を守る、は当たり前ですが、当社では各USTがロードリーダーとして模範を示せるよう、歩きスマホしない、音楽を聴きながら歩かない、車の直前直後を渡らないなど危険な行動を回避します。
 私達USTは自転車に乗る時も歩行者の時もルールとマナーを守って、見本となるような行動を心掛けます。

車両保管場所及び洗車用具の清掃と管理

 管理車両をきれいに清掃しても保管場所が汚れていると、その汚れや埃が風に舞って管理車両に付着してしまいます。車両保管場所は担当によって状況が違うとは思いますが、少しでも車両の回りをきれいにしておくことで車両への汚れ防止につながります。埃や枯れ葉、紙くずなど目に付くものは取り除いておきます。
 また、洗車道具の雑巾も使用後はきれいに洗い用途別にしっかり分けて保管します。そうすることで、いつでもきれいな雑巾で待機中などに清掃する事が出来ます。きれいな車両は、きれいな洗車用具でなければ成立しません。洗車用具はいつもきれいに、そして大事に使用します。毎日使う物ですので、きれいな用具で、効率の良い洗車を心掛けます。

業務関連報告

首都高・新料金制度導入! 
 2022年4月1日より首都高速道路に新たな料金制度が導入されました。首都高の料金は、全ての出口に料金所を設けることが困難であることから、当初より「均一料金制」が採用されていました。これが2012年1月「ネットワーク拡大にともなう利用距離のバラツキで不公平感も拡大した」「ETCにより距離料金を計算することが可能になった」ことを理由に、走った距離に応じ料金が変化する「距離別料金」へと移行となりました。これがさらに国土交通省が発表した「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針」で2016年4月に料金を改定しましたが、このときの激変緩和措置として当面の上下限料金が設定されました。
 今回導入される新たな料金制度では、この上限料金が見直され、その理由として「都心部通過に際し周辺道路よりも首都高が割安な場合があり、依然として都心部に渋滞が発生している状況」を挙げ「都心部の通過交通をこれまで以上に抑制する必要があることを踏まえ、より公平な料金体系のさらなる前進に向ける」としています。