日本運行システム

NUS TOPICS(8月号) 2021 年 8 月 1 日

出発・到着時の危険を考察

 出発・到着時は様々な危険が潜んでいます。出発時は、その出発する場所によりますが、広い車寄せからのケースや、ときには路上にて、お客様に乗車して頂く時もあります。いずれにしても発進する際には、様々な交通パートナーが近づいてくる危険が潜んでいます。到着時も出発のと同じ要素の危険があることとプラス、降車の際にはドアを開けますので、出発時よりリスクが増えます。運転行動における大事な三要素は認知、判断、操作であります。特に「認知」は五感である視覚と聴覚を働かせ、交通状況を素早く判断する重要な要素です。出発時の危険を認知して、事故を防ぐ努力を怠りません。
 このように出発・到着時の危険を考慮し、対策として「窓開け」がひとつの有効な方法と考えます。運行時に窓開けを積極的に実践することにより、より多くの「認知」することが可能になり、危険予測を行い「判断」へ結びつけ「操作」を行います。

お客様のご依頼に躊躇は無し

 私達の業務は、お客様のスケジュールに合わせて運行を行います。ときには早朝、深夜、長時間待機など実直に安全・安心を心掛け、精一杯お仕えします。
 お客様の立場になって考慮することがサービス業には必要となりますが、それは気配りや気遣い、機嫌を損なわない、お客様のご依頼に躊躇しないことを心掛けます。しかし私達は、もう一歩踏み込んでお客様の言葉の裏にある真意を感じることも出来るようにと思っております。それは、お客様の言葉をそのまま依頼通りに行う事を前提に、もしかしたら何か遠慮されている、何か迷っていらしゃる、と感じた時は一歩踏み込んで、ご依頼以上のサービスを提供出来るようにすることです。お客様の意図を、履き違えないよう、きめ細やかに、肌で感じながらコミュニケーションを心掛けます。

バッテリーを知る!

 JAFの出動で一番多いのが、バッテリーのトラブルだそうです。最近のバッテリーは高性能で、バッテリーの限界ギリギリまで性能を発揮するため、寿命や不調の兆候が現れにくくなっています。そのため、寿命がくると突然バッテリーがあがってしまいます。
 夏場は車両全体の消費電力が上がります。その最大の原因はエアコンです。車内温度を下げるため、エアコンを強力にするとバッテリーへの、かなりの負担が掛かりますので注意をいたします。エアコンの消費電力を抑えることで、車両の消費電力を抑え、バッテリーへの負担を減らすことで、エンジンへの負担も減らし燃費向上へも結び付けられます。
 コロナ禍で、お客様の稼働が少なくなっている担当もおりますが「バッテリー上がりで担当車両が動けません」などということがないように、バッテリーの状態をチェックします!

業務関連報告


オリパラ期間中 首都高料金上乗せ!
 オリンピック大会期間中の7月19日(月曜日)から8月9日(月曜日)、ならびにパラリンピック大会期間中の8月24日(火曜日)から9月5日(日曜日)まで両期間中、首都圏の交通量増加が予想されるため、日中の交通量抑制のため、6時から22時に首都高の都内区間を利用するマイカーなどへ一律1000円が加算されます。反対に夜間利用の促進を目的に、期間中夜間の0時から4時は首都高全線で料金が5割引きになります。(ETC搭載の全車種)
 首都高が流れがスムーズになるという期待はありますが、従来の交通渋滞から読めない交通渋滞へ変化するため、運行サービスのリスクは高まると考えます。このような交通リスクを考慮し、お客様に理解を求め、USTには事前に周知徹底を行っております。