日本運行システム

NUS TOPICS(6月号) 2021 年 6 月 1 日

3 Second Following Distance Rule

 私達USTは、3秒走るだけの車間時間(車間距離)をキープして前方車両に追従することを心掛けています。目で距離を判断する能力より、時間を数える力の方が信頼できるという提唱です。一般的なドライバーの車間距離は、だいたい1秒あるかないか、さらにこれが高速道路となると0.3秒と言われています。車間距離は「メートル」ではなく「秒」で確認という「車間距離3秒」ルールを推奨してまいります。
 安全確保3秒前は、「危ない」と気が付くまでに約1.5秒、ブレーキを踏んで、停車するまでを約1.3秒と想定し、誤差も考慮し3秒分、前の車両との距離をとるというものです。
 車の運転における安全確保は3秒前、3秒前に危険予知察知が出来ていれば様々な危険は回避可能となります。この「安全確保3秒前」を意識して徹底していきます。

メモを取る take notes

 人間は忘れる生き物であり、思い込みや勘違いもしてしまいます。お客様からのご要望やご指示は、「復唱、確認、記録」を必ず行うことで、お客様との意思の疎通を図ります。私達の業務は運転中に、お客様からのご依頼やご指示を頂く機会が少なくありません。忘れない為に、すぐにメモを取りたいところですが、運転中にメモを取ることは、かなり困難であり、安全上非常に危険な行為となります。したがって、手短に確認と復唱を行い、安全を確保した上で速やかに記録するようにいたします。
 運転をしながら、お客様と会話をし、お客様からの大切な情報を整理し記憶し、意思の疎通を図ることは難しいことですが、そのような状況下での安全の確保と正確な、お客様との意思疎通を行うことが私達には求められます。

梅雨時期及び暑い時期の車両管理

 梅雨の時期に入り、梅雨が明けると暑い日が続きます。梅雨の時期は例年6月初旬から7月下旬の約2ヶ月続きます。この季節は視界の悪さやタイヤの不備によるスリップなどの事故が散見されます。事故防止もかねて視界確保のためフロントガラスの油膜を取り、しっかり清掃します。また、サイドミラーとヘッドライトも視界を良くするためにキレイに磨きます。あわせてワイパーブレードのチェックもいたします。さらにタイヤの溝の深さ、亀裂などがないかチェックします。近年の雨は酸性度が高くなっていますので、ワックス掛けでボディーを護ります。
 暑さ対策は、バッテリー上がりを防ぐため、使用年数や弱っていないかをチェックします。さらにオーバーヒートをさせない為に、冷却水のチェック、エアコンの効きが悪くならない為のフィルターが汚れていないかなど、万全を尽くします。

業務関連報告

東名綾瀬スマートインターチェンジ開通!
 東名横浜町田IC、海老名JCT間に綾瀬スマートインターチェンジが24時間稼働の上下線フルインターとして開通いました。同ICは開発発展目覚ましい海老名駅エリアへの東京方面から最も近いICとなり、綾瀬市のほか大和市や座間市・藤沢市へ東京方面より短時間でアクセス可能となりました。
 また横浜町田や厚木、圏央道海老名ICなど地域の既存ICの周辺で発生している渋滞緩和も期待され、同ICの開通は神奈川県中央部に大きな経済効果を生むものと思われます。その一方で同IC付近の厚木街道はICの開通により渋滞の悪化も考えられます。新しい道路の開通は、新しい渋滞ポイントが生まれたりしますので、道路状況に関しては常にレーダーを張っておきます。